ホーロー看板(ボンカレー)

スカイツアーズ

ホーロー看板

〜記憶が染み込むノスタルジックな役者たち〜

(ボンカレー)

カレーと言えば、皆さん何カレーを思い浮かべるでしょうか?レトルトの銘柄と言えば、やはりボンカレーではないでしょうか?そしてこの看板…

復元版:ホーロー看板・ボンカレー 後期(大塚食品)

歴史

1968年(昭和43年)2月12日に、大塚食品から発売されたボンカレーの宣伝目的として、女優の松山容子を起用し、1973年(昭和48年)頃までの約5年間作製されたもの。

特徴

着物姿で家庭的な雰囲気の松山が、カレーの入ったレトルトパウチを両手で上品に持ち、お皿に注ぐ姿が描かれた、縦型長方形の看板である。看板は全てこの形状で、キャッチコピーは「牛肉 野菜入り」であるが、「ボンカレーはグーな味です。」のものもある。

追記

昭和43年から2年間発売されたカレーのパウチは透明であり、それに合わせて看板のパウチも透明で、松山の着物は白地である。(※ 下の画像参照。)稀に着物が青地のものも存在する。昭和45年からパウチがアルミ製のものに改良され、それに合わせてパウチは白色、松山の着物は黒地に変化する。

復元版:ホーロー看板・ボンカレー 初期(大塚食品)

雑学

当時20人の営業マンが、商品を取扱ってくれた全国各地の小売店に、9万5千枚の看板を自ら貼って普及に努めた。1968年(昭和43)から2年間、透明のパウチのカレーは阪神地区限定で発売された模様。

ちなみにボンカレーは、世界初の市販レトルト食品である。ボンカレーの「ボン」は、フランス語の「bon “おいしい”」からきており、ソーセージの真空パックをお湯で温めて食べることから着想を得て、開発された。パウチが、アルミ箔を挟んだ三層構造のものに改良されて以来、カレーの賞味期限は3ヶ月から2年に延びた。

感想

家に帰るとカレーの匂いがしてうれしくなる、そんな思い出が、きっと皆さんにもあるとことでしょう。温かい家に帰ってカレーを食べたくなる看板でしたね。

記憶が染み込むノスタルジックな役者たち〜

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