ホーロー看板「アース渦巻」昭和レトロのノスタルジックな役者たち

【ZIックリガイド】PR含

〜ひとり時間をじっくり楽しむ話のタネ〜

ホーロー看板

〜昭和レトロのノスタルジックな役者たち〜

「アース渦巻」

ひとり時間に、じっくり古いものに思いを馳せてみるのは楽しい。これは、レトロブームの立役者、昭和レトロな看板、つまりホーロー看板を愛でる記事である。

「ドキッ！」とした看板と言えば、やっぱりこれだろう。子供にとっては、「渦巻」と言う漢字も何と読むのかよく分からない上に、女性の色気が強いので、結局この看板は何の宣伝だったのか、上手く伝わらなかったようだ。

昭和レトロな看板「アース渦巻」紹介

ホーロー看板・アース渦巻（大塚グループ・アース製薬）。本物の看板で細部まで状態の良いものは、今ではなかなか見かけることができない。ホーロー看板は、経年劣化の問題だけでなく、看板荒らしに剥ぎ取られ、町の中から姿を消していく深刻な問題にも直面してきた。もし飾って懐かしさを楽しみたい場合は、個人的に画像をポスターにしたりして楽しもう。古い家屋や町中に残る看板をもし見かけたら、ぜひその看板は景色込みで大切にしてあげよう。ー「Wikipedia ホーロー看板」

昭和レトロな看板「アース渦巻」概要

看板名称：アース渦巻

メーカー：大塚グループ・アース製薬

製作使用：1970（昭和45）年〜3,4年程

宣伝商品：渦巻型蚊取り線香

出演役者：由美かおる

骨董価値：10,000〜15,000（市場相場）

昭和レトロな看板「アース渦巻」歴史

1970年（昭和45年）に、大塚グループ・アース製薬が、女優の由美かおるを起用し、蚊取り線香「アース渦巻」の宣伝目的に、テレビCMと合わせて作製したもの。昭和48年製のものまで広く確認される。

昭和レトロな看板「アース渦巻」特徴

右上に、アース渦巻の入った緑色の缶が描かれ、中央に、生脚を抱えたネグリジェ姿の由美かおるが不適な笑みを浮かべて描かれ、下半分に、商品名が大きく記載されている。レイアウトはこれ以上でも以下でもない。キャッチコピーは特にない。これ以外に体裁が異なるバージョンは特に存在していない。実際に見に行くなら＞＞「昭和レトロに会える場所：旅のしおり」

看板標準サイズは、高さ45cm×幅56cm×厚さ1mmである。

和装にバシッとキマる！

世界に一つだけの和の時計

昭和レトロな看板「アース渦巻」追記

看板は、横長の楕円形のものが最も多く一般的だが、正方形のものも存在する。僅かに縦型長方形のものも存在する。由美かおるのアース渦巻の看板は、多くの場合、俳優の水原弘が同時期に宣伝を務めた、エアゾール式殺虫剤「ハイアース」の看板と共に貼られて「共演する」ことが多かった。水原の看板もやはり楕円形以外に、正方形と縦型長方形が存在する。水原の看板には、関西地方にしか存在しないと言われる口元が笑ったバージョンが存在する。ちなみに水原弘と由美かおるは、1970年に｢アース｣のテレビＣＭで実際に共演している。

昭和レトロな看板「アース渦巻」雑学

大塚グループの看板で、由美かおる、水原弘、松山容子、大村崑、浪花千栄子（オロナイン軟膏）は、ホーロー看板界隈の中でも特に有名な、“大塚”を冠する五大看板スターである。由美かおるの看板だけが、体裁が異なるバージョンが存在しない。（※ 浪花の看板は、オロナインの文字だけの看板が存在する。）これら、大塚グループのホーロー看板はあまりに有名で、劣化がひどくても愛好家の間で高値で取引されるため、すっかり町や家屋から姿を消した。

ちなみにアース渦巻は、大塚製薬が開発した商品ではない。アース製薬がもともと1940年（昭和15年）から販売していた商品である。アース製薬は、1892年（明治25年）に大阪で創業し、自社の名を冠する家庭用噴霧式殺虫剤「アース」をヒット商品として生産していたが、1969年（昭和44年）に自主再建を断念し、会社更生法の適用を申請し、1970年（昭和45年）に大塚グループに資本参加を受けた。由美かおるの看板はその時以降に製造された。さらに同年、アース製薬は「ごきぶりホイホイ」などの大ヒット商品も輩出できた。ー「Wikipedia アース製薬」

ガソリン0円で走る！

丸ライト折り畳みEVバイク