映画考察・ゴジラ-0.0「ゴジラ-1.0続編タイトルの意味は?」解説

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ゴジラマイナスワン考察・山崎貴監督ゴジラ最新作/続編のタイトル「ゴジラ-0.0」

映画考察・ゴジラ-0.0

「ゴジラ-1.0続編タイトルの意味は?」解説

2025年11月3日。東京ドームシティ内プリズムホール、セントラルパークで開催された「ゴジラ・フェス2025」にて、山崎貴監督が手掛けるゴジラ映画の最新作、期待されていた「ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)」の続編を予感させるタイトルが発表されました。そのタイトルはー

映画「ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)」

このタイトルにはどんな意味が込められているのだろうか?

⚫︎タイトルの意味するところ
⚫︎「 -1.0」から「 -0.0」へ

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考察「ゴジラ-0.0」タイトル

ゴジラマイナスワン考察・山崎貴監督ゴジラ最新作/続編のタイトル「ゴジラ-0.0」

ゴジラ-1.0の続編タイトル

2023年11月3日に公開された「ゴジラ-1.0」は、日本製作の実写版ゴジラ映画の30作目であり、ゴジラ生誕70周年を記念するにふさわしい作品として、大きな成功を収めた。

興行収入は76.5億円を突破。

そしてアジア映画初となる、第96回アカデミー賞「視覚効果賞」受賞をはじめ、国内外の映画賞で50以上の賞を受賞した。ー「Wikipedia ゴジラ-1.0

タイトルの意味するところ

視覚効果(VFX)の完成度もさることながら、

「ゴジラ-1.0」は多くの人の心を揺さぶるストーリーでも高く評価された。

怪獣映画という「非現実的な設定」にも関わらず、登場人物のドラマを「丁寧に違和感なく描いて融合させていた」点や、

日本語で上映されていにもかかわらず、海外の観客にも伝わる「分かりやすい人間ドラマや共感しやすいストーリー」が高い評価につながったようだ。

よって、ゴジラ-1.0はマニアックな怪獣映画に終わらず、

戦後を生きる人々の人生が描かれた「日本映画」としての完成も見た。

感動が忘れられなくて、週末に何度も映画を観に行く現象が、普段あまり映画館に足を運ばない層の間でさえ起こった。

それゆえ、必然的に「-1.0(マイナスワン)」を観た観客の続編への期待は大きくなっている。

また多くの「考察サイト」でも囁かれているように、作中や、ラストに描かれていたいくつかの不穏な描写の「伏線」の回収も期待されている。

ではそこに来ての、今回の続編のタイトル「ゴジラ-0.0」には、どんな意味(方向性)が込められているのだろうか…。

余談だが、今回使用されているタイトルロゴの「G」の文字の形は、前作の形とは異なっている。何か隠れたメッセージがあるかもしれないし、単純に、ロゴを使いまわさず作品ごとに描き下ろしただけかもしれない。

前作では「G」とそれに続く「-1.0」の文字は、作中のエンディングに描き出されるのみの演出で、作品の終わりを告げるにすぎない使われ方だった。

今作は、ロゴに対する意図が示されるのだろうか?

確かに今回の形に注目してみると、女性が祈っているような形にも見える…。典子のあざに残された、伏線回収のストーリーを暗示するものなのだろうか?

作品が楽しみである。

「-1.0」から「-0.0」へ

「-1.0」から「-0.0」へ、

単純に見ると、今回数字は(マイナスが)減る方向へと向かった。

続編を待っていた人の多くは、

「-1.5」とか「-2.0」といった(マイナス)の進行を予想していたかもしれない。ではなぜ「-0.0(ゼロ)」の方向に向かうのだろうか?

ところで、

1作目のタイトル「-1.0(マイナスワン)」には、山崎監督の発言や公式見解によると、「戦後の日本の『無(ゼロ)』の状態が、ゴジラの出現によって『負(マイナス)』に叩き落とされる」という意味合いがあった。

要するに、タイトルのマイナスには「ゴジラによる破壊」が関係していた。

では続編では、「ゴジラによる破壊がない」ということなのだろうか?

ゴジラ映画である以上、それはあり得ない。

確かに、1作目でもたらされた破壊(マイナス)が「復興へ向かう」という意味合いはあるかもしれないが、新たな脅威や破壊がもたらされるのは必須である。

なぜなら、山崎監督はゴジラ単体だけではなく、さらに複数の怪獣を描くことや、形を変えた恐怖を描くことに意欲的だからだ。

山崎監督自身、『もうゴジラ単体の映画は撮れない』『次はライバル怪獣を出現させた怪獣プロレスも撮りたい』と言った趣旨の発言をしていた。

もっとも、“怪獣プロレス” が描かれる保証はないが、新たな脅威無くしてゴジラ映画は成立しない。

では続編は、例えば「スターウォーズ」のように、

時間軸をさかのぼって描かれるということなのだろうか?

それもあり得ない。

なぜなら山崎監督自身、以前、『続編を作るなら、現実の時の経過に従って描く』という趣旨の発言をしていたからだ、つまり、続編の完成が1作目から「二年後であるなら、続編の設定もそれから二年後にする」というわけだ。

このポリシーを覆すとは考え難い。

よって今回のタイトルには、「ゴジラの破壊からの復興」や「時間をさかのぼる」以外の意味合いが込められていそうだ。

それは何だろうか?

余談だが、山崎貴監督の今は亡き恩師、阿部秀司プロデューサーの好きなSF小説に『マイナス・ゼロ』というものがある。その本のタイトルが、今回のネーミングの着想に多少関係した可能性はありそうだが、本自体の内容に監督の熱量は感じられず、今作との関わりは今のところ薄そうだ。そのようなわけで、

結論の見解を先に述べると…

マイナスゼロ

つまり、マイナスがなくなって「ゼロ」になるという意味は、

初代ゴジラ(1954年)につなぐ…

という意味合いかと思われる。

そう思われる根拠は、山崎貴監督が、大の昭和ゴジラリスペクト世代であるだけでなく、(ー「GQ JAPAN インタビュー」)

前回の作品で、「マイナスワン」のマイナスの意味合いについて、「ゴジラによる被害」以外に、“もう一つ意味合い” を話していたことを覚えているからだ、

こんなやりとりがされていた。

「なぜマイナスワンなのですか?」

「いろんな意味を込めているんですけど…

 “一番初めのゴジラの時代よりも前” のゴジラ

 …そういう意味もある」

ゴジラファンの間では、

初代ゴジラは「原点にして頂点」のゴジラとされている。

つまり、

1954年に公開された初代ゴジラは、ゴジラ映画の「原点(ゼロ地点)」とされている。

そこにきて、ゴジラ-1.0はその少し前(マイナスの時間軸)の設定であった。

つまり続編では、

敷島や典子や明子の時間を進めつつ…

ゴジラを「ゼロ地点に還す」のだろう。

監督が、自分の魂と技術を注いで描く“凄みあるゴジラ” を、初代の時間軸までつなげて「原点(ゼロ)」とし、

初代ゴジラへの最大のリスペクト映画とするのだろうか?

それとももっと踏み込んで、

伝説的な場面のリメイクや、

「“あのゴジラ”(初代)はこうして始まった…」

といった、直接的な演出があるのだろうか?

個人的には、山の頂から顔を出して咆哮するゴジラのリメイクが見てみたい。

ストーリーや登場人物、公開日など、まだ一切明かされてないが、

これまでの山﨑貴監督の発言や、今回発表されたタイトルからいくらか方向性は考察でき、期待がふくらむ。

もっとも、確かなことは誰にも言えないので、

今後の続報に期待しよう。

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考察「ゴジラ-1.0」敷島の戦争

映画『ゴジラ-1.0』は、海外の辛口レビューサイト「ロッテントマト(Rotten Tomatoes )」においてさえ、批評家と観客の両方から非常に高い評価を受けています。批評家満足度99% 一般満足度98% ー「ロッテントマト G-1.0レビュー

以下は「ゴジラ-1.0」の考察記事です。ー

敷島の戦争とは何だったのだろうか?その戦争は果たして、終わったと言えるのだろうか?

敷島の戦争はどのように終わるか?
前編。>「敷島の戦争とは
中編。>「広がる敷島の戦争
後編。>「敷島の戦争の終わり

考察「ゴジラ-1.0」典子の救い

典子は、敷島にとってどれほど救いとなる存在だっただろうか?

典子は敷島をどのように救ったか?
前編。>「敷島が必要とした救い
中編。>「敷島を呼び戻す魂の叫び
後編。>「ずっと語り続けた典子

新作ゴジラ映画タイトル「ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)」をゴジラ-1.0の続編として考察する・イメージ画(海の波)

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考察「ゴジラ-0.0」タイトル

山崎貴監督のゴジラ-1.0の続編タイトル
発表されたイベント。ー「ゴジラ・フェス2025

「ゴジラ-0.0」他の考察記事ー
>「山崎貴監督の構想!

「ゴジラ-1.0」映画情報

興行成績「ゴジラ-1.0」

動員 503万人/興収 76.5億円(+米国 約87億円)

(参考比較)「初代ゴジラ」

動員 961万人/興収 1.5億円

(参考比較)「シン・ゴジラ」

動員 569万人/興収 82.5億円(+米国 約2.7億円)

受賞歴「ゴジラ-1.0」

第48回報知映画賞 監督賞

第36回シカゴ映画批評家協会賞 視覚効果賞

第27回ラスベガス映画批評家協会賞 外国語映画賞

第27回ラスベガス映画批評家協会賞 ホラー/SF映画賞

第28回サンディエゴ映画批評家協会賞 視覚効果賞

第28回フロリダ映画批評家協会賞 視覚効果賞

ノースカロライナ映画批評家協会賞 視覚効果賞

第13回ジョージア映画批評家協会賞 国際映画賞

第22回ユタ映画批評家協会賞 視覚効果賞

2023シアトル映画批評家協会賞 国際映画賞

2023シアトル映画批評家協会賞 視凳効果賞

2023シアトル映画批評家協会賞 悪役賞

第19回オースティン映画批評家協会賞 国際映画賞

デンバー映画批評家協会賞 SF/ホラー映画賞

デンバー映画批評家協会賞 非英語作品賞

ハワイ映画批評家協会賞 SF映画賞

ポートランド批評家協会賞 SF映画賞

カンザスシティ映画批評家協会賞 SF/ファンタジー/ホラー映画賞

第66回ブルーリボン賞 作品賞

第66回ブルーリボン賞 主演男優賞

第66回ブルーリボン賞 助演女優賞

第78回毎日映画コンクール 美術賞

国際映画音楽批評家協会賞 ファンタジー/SF映画部門作曲賞

第96回アカデミー賞 視覚効果賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀作品賞

第47回日本アカデミー賞  優秀監督賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞

第47回日本アカデミー賞  優秀主演男優賞

第47回日本アカデミー賞  優秀主演女優賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀撮影賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀照明賞

第47回日本アカデミー賞  優秀音楽賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀美術賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀録音賞

第47回日本アカデミー賞 最優秀編集賞

第17回アジア・フィルム・アワード 視覚効果賞

第17回アジア・フィルム・アワード 音響賞

第4回 クリティクス・チョイス・スーパー・アワード SF/ファンタジー映画賞

第4回 クリティクス・チョイス・スーパー・アワード 悪役賞

ブラム・ストーカー賞 脚本賞

星雲賞 メディア部門受賞

ファンゴリア・チェーンソー・アワード 最優秀ワイド公開作品賞

ファンゴリア・チェーンソー・アワード 最優秀音楽賞

ドルビーシネマ・ジャパンアワード 2024 特別賞

第7回映画のまち調布賞 録音賞

第7回映画のまち調布賞 編集賞

第7回映画のまち調布賞 特別賞

第52回サターン賞 国際映画賞

第30回 AMD Award ’24 大賞/総務大臣賞

※本情報は2025年11月時点のものです。

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